MTGは基本的には二人で戦うゲームですが多人数戦にも対応していて、EDHやアーチエネミーなど多人数を前提して戦うルールも存在しています。

MTG仲間が三人四人以上集まったとき、EDHも盛り上がって楽しいですが、私達の仲間では「プレインチェイス」が人気あります。
使っているのは6月に発売されたプレインチェイス2012に封入されている次元カードで、同封されている構築済みデッキは使用していません。
プレインチェイスはフォーマットを問わずに遊べるゲームですが、私達の対戦で使うデッキは、全員スタンダードのデッキを使います。
もし四人で戦う場合、全員がアグロデッキを使うなどより、二人はコントロールや中速デッキを使うなどしてバランスを取ると長く遊べます。

そして次元カード。このカードのおかげで、スタンダードデッキを使って三人以上が同時に戦うことが出来ます。次元カードとは戦場にある全体エンチャントのようなイメージで、その次元カードがめくれている限り記載されているカードの効果の影響を受けるのです。
プレインチェイスは各自がこの次元カードを用意して次元デッキを作って使用するのですが、全員がこれを用意するのは大変なので、次元デッキを戦場の中央あたりに置き、全員の次元を共有します。これなら一人が買ったプレインチェイスで全員が遊ぶことが出来ます。デッキもスタンダードを使うので初めてプレインチェイスをする人でも遊びやすく、スタンデッキの調整も出来るのでオススメです。
お店には次元カードが単品で売っている店もあるので、高いセットを買わなくても大丈夫です。
次元カードの枚数は、参加者一人につき10枚が丁度いいそうですが、沢山あっても問題なく楽しく遊べます。(私達は40枚で遊んでいます!)
ルールとしては、通常の多人数戦のルールとほぼ同じです。違うのは、各プレイヤーは毎ターン、ソーサリーをプレイできるタイミングのみ、次元ダイスというサイコロを振ることができます。このダイスは六面体で、そのうち四面には何も書いてありません。この面はハズレです。残りの面には、プレインズウォーカーのマークである、次元移動シンボルと、カオスシンボルの面があります。次元移動シンボルが出ると、現在の次元カードを次元デッキの一番下に送り、新たに次元デッキの一番上のカードをめくり、その次元が新たな舞台となります。カオスシンボルが出た場合、次元カードに記載されているカオスシンボルを出したときの効果を使うことができます。この効果は強力なものが多いです!
この次元ダイスを振ることは、1ターン中に何度でも可能ですが、同じターンに複数回ダイスを振る場合、その追加でダイスを振るたびに無色1マナを追加で払わなければなりません。最初の一回目はマナなしで振れますが、二回目は1マナ、三回目は2マナ、四回目は3マナとかかるマナは増えて行きます。ダイスの面が何が出ても(次元移動しても)マナさえ払えば連続で次元ダイスを振ることができます。
あとは通常の勝ち負けと同じで、相手のライフを削りきったプレイヤーの勝利です。初期ライフは20と同じで大丈夫です。ゲームが長引きやすくて遅いデッキが有利に感じますが、ちゃんと高速デッキが強い次元もあります。

スタンダード・プレインチェイスで戦っているときに特に楽しい次元を紹介します。

《トルーガの密林》
次元―エルガモン
すべての土地は「タップ:好きな色のマナ1点を加える。」を持つ。
カオス能力―あなたがカオスシンボルを出すたびに、あなたのライブラリーの上から3枚を公開し、その中の土地カードをすべて手札に加え、残りをライブラリーの一番下に望む順番で置く。

この次元にいる間は色事故がありません。3色使いには助かります!カオスを出すと土地が手に入るので皆どんどんダイスを振り出すので楽しいです。土地事故、色事故は誰でも苦しい時間ですから、それを無くせるのは嬉しいですね。

《血丘の砦》
次元―エクィロー
クリーチャーが戦場に出るたび、それはターン終了時まで速攻と二段攻撃を得る。
カオス能力―あなたがカオスシンボルを出すたび、あなたのコントロールするトークンでないクリーチャーカードを1枚追放し、その後あなたのコントロール下で戦場に戻す。

クリーチャーが殺意むきだしになる恐怖次元です。アグロデッキが凄いことになること間違いなしです。コントロールデッキを使っている人は早急に次元移動しないと大変です。あるいは強力なフィニッシャーで逆転するかもしれないですね。カオスを出すとブリンクして速攻と二段がつくので油断できません。

《アレトポリス》
次元―ケファライ
あなたがここに次元移動してきたとき、あるいはあなたのアップキープの開始時に、この次元の上に巻物カウンターを1個置く。その後、巻物カウンターの数に等しいライフを得る。巻物カウンターが10個以上置かれたとき、あなたは次元移動をする。
カオス能力―あなたがカオスシンボルを出すたび、巻物カウンターを1個置き、その後、巻物カウンターの数に等しい枚数のカードを引く。

大量ライフゲインと大量ドローが期待できる!最大数は10個までですが、カオスのドロー目当てでダイスを振りまくるので大抵はたいした数字にならないまま次元移動してしまうでしょう(笑
5~6点のドローやライフゲインができたら高いほうだと思います。

《カラーシャの山麓》
次元―モンセン
あなたがクリーチャーでプレイヤーを攻撃するたび、そのクリーチャーのコピーであるトークンを、あなたが攻撃した防御プレイヤー以外の対戦相手全員を攻撃している状態で戦場にタップ状態で出しても良い。次の終了ステップにそれらを追放する。
カオス能力―あなたがカオスシンボルを出すたび、望む数のクリーチャーを生贄に捧げてもよい。そうした場合、対象のクリーチャー1体に、生贄に捧げたクリーチャーの数に等しいダメージを与える。

効果はわかりずらいですが、つまり「対戦相手Bに《雷口のヘルカイト》2体が攻撃した場合、対戦相手Cにも攻撃している状態の《雷口のヘルカイト》トークンを2体、さらに対戦相手Dにも攻撃している状態の《雷口のヘルカイト》トークンを2体場に出す。それらのトークンはターン終了時に追放される。」
かなりぶっ壊れ次元。アグロ最強次元のひとつ。戦場に出たときの効果や戦場を離れたときの効果も誘発するので、《スラーグ牙》が攻撃したらそれぞれが5点ライフを得られ、5/3が速攻のように殴り、トークンが追放された後には3/3のビーストが同じ数だけ戦場に残る。能力は強制で無いので、伝説のクリーチャーも問題なく殴りにいける。間違ってトークンを出してしまうと対消滅してしまうので注意。


こんな感じで、まだまだ楽しい次元が沢山あります!時間があればもっと紹介してみたいと思っています。多人数でプレインチェイス、オススメですv

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